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作家 なかの雅章

学生時代から手仕事が好きで、ジュエリーの学校へ通ったのですがその授業の一環だった「とんぼ玉」出会い、その色どりに魅せられ、いつしか仕事になりました。

海津屋は北区祖父の時代から東十条の呉服屋の屋号。
呉服屋を継ぐことはありませんでしたが、愛着のあるもの、時代をつなぎ継承することを大切にする気持ちでそのまま屋号に用いています。


とんぼ玉の技術の中でも特に好きなことが「ムリーニー」と呼ばれる金太郎飴のように溶けたガラスを重ねて細く伸ばして模様を描く技術。特に顔や骸骨、金魚建物など具象的な形を作ることでした。

その作品を目にしたお客様との出会いから、ミクロモザイクの世界へ。

調べ出すとこんなにも華々しいイタリアの歴史があるにも関わらず、日本にはほとんど確たる資料も技術も入っていない。そうしてローマに飛んで職人探しから始めました。

全くイタリア語も話せない状態で、探し当てた職人さんに会うたび自分のガラスの作品を見せ、ミクロモザイクを作りたいこと、全く何もわからないことを伝えながら、何度も足を運び本場の技術を研究。

日本のガラスをモザイクに使うにも、様々な工夫が必要なこともあり、日々研究を重ねながら、「こんなにも面倒で、こんなにも楽しい仕事」に出会えたことに喜びを感じています。




プロフィール




株式会社海津屋 代表取締役
一般社団法人日本ミクロモザイク協会 理事長


北区伝統工芸保存会会員(東京都)
東京都立橘高等学校 とんぼ玉技術指導市民講師


2019 「モザイク展」佳作

2019 「平成30年度東京都教育委員会事業貢献企業等に対する表彰」

2018 「北区民文化奨励賞」受賞

2017 「東京都優秀技能者知事賞(東京マイスター)」受賞

2016 「ものづくり・匠の技の祭典2016」「地域の匠」実行委員会委員長賞

2011 「東京都の伝統的工芸品チャレンジ大賞」優秀賞・奨励賞

2010 「東京都の伝統的工芸品チャレンジ大賞」奨励賞

2009 「ビーズグランプリ ガラス玉部門」大賞
 「日本手工芸美術展覧会」努力賞
 「東京都の伝統的工芸品チャレンジ大賞」優秀賞
 「全国伝統的工芸品公募展」入選

2008 「ビーズグランプリ」佳作

2007 「ビーズグランプリ」佳作

2006 「ビーズグランプリ」佳作
     『北区未来を拓くものづくり表彰』受賞

2005 「伊丹国際クラフト展 ジュエリー部門」入選

2004 「グラスクラフトトリエンナーレ2004」入選

2002 「日本ジュウリーアート展」入選

2001 「「伊丹国際クラフト展 ジュエリー部門」入選

1999 「伊丹国際クラフト展 ジュエリー部門」入選

1971 東京生まれ


中野とっと

元々は庭仕事や土いじりが好きで、アクセサリーやジュエリーには全く縁がないタイプ。

それが子育てで専業主婦をしていたある日、夫(雅章)からとんぼ玉の仕事を手伝うように言われて、いきなりヤットコを持たされ、血みどろになりながらCカンの先を合わせていたのが一昔前。

子育てしながら事務的なことやデパートでの販売などを主に手伝ううち、ミクロモザイクと出会いました。

作品の制作は夫に任せ、イタリアにおける歴史やモザイクの種類の研究、教室の運営などをやっているうちに生徒さんやアドバイザーの方々から様々な助言をいただき協会の立ち上げまで行いました。

組織だったことに全く向いていないタイプ。それがここまでできたのは、これまで出会ってきた皆さまからのお力添え合ってこそだと思っています。

ミクロモザイクの制作も実はそんな人生の積み重ねの様なもの。色・形・大きさ、様々なパーツが組みあって、一つの作品ができていきます。

それが形となり振り返った時にしみじみ心に響くものになる。(人生と違ってミクロモザイクは修正が利くところが大きなポイントです。)


だからミクロモザイクの作品を作ると、私は自分がとても好きになります。

そんな気持ちを教室で広げていきたいと思っています。


株式会社海津屋 取締役

一般社団法人日本ミクロモザイク協会 理事


















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掲載記事

やってみたいなと一度思ったら、つくらないと気がすまないんです。 | ヒトコト・モノコト

Back昔ながらの商店が並ぶ商店街がシンボルの街・東十条。東京の下町という雰囲気が似合う道中に、なかの雅章さん・中野とっとさんらの工房「海津屋」がある。1階は実妹が営むパン屋さん。そのあたたかな雰囲気も相まって、白壁に浮かぶ「とんぼ玉とミクロモザイク海津屋」という文字の下にあるドアは、まるでファンタジーな世界に誘う扉のよう。 元々、この街の呉服屋の生まれという雅章さん。ジュエリーの学校で彫金を学んでいたときに出会ったのがとんぼ玉。金属や宝石の色に比べて、自分の好きな色が出せるのがガラス細工。より自分の個性を出せると惚れ込んでとんぼ玉の道に進みました。それは子どもの頃から和服が身近にあった雅章さんにとって、江戸時代の粋人たちが熱狂したとんぼ玉に感心を持たせたのかもしれない。 1,200℃ものバーナーでガラスを溶かしながら、芯棒にくるりくるり巻きつける作業は一見飴細工のようで簡単に見えますが、それは雅章さんの熟練の腕があるからこそ。美しくなめらかにガラスを玉状に仕上げていくなかで、複数色のガラスを混ぜ合わせてマーブル模様をつくり出したり、炎相手に一気に美しい逸品をつくり上げる腕は“東京マイスター”(東京都優秀技能者知事賞)の名にふさわしい。雅章さんがつくり出すとんぼ玉の特徴のひとつに、イタリアのガラス工芸の技術「ムリーニ」があります。シンプルな花びらや図形から、応用を重ねていけばわずか5㎜程度のサイズに人の顔や動物の絵を描くことまで。透明に澄んだガラスのなかに、繊細な「ムリーニ」が収められた様子は、まるで時が止まったかのよう。手間がかかりながらも、最後に失敗という事も多いので好んでやる作家は多くはないが、雅章さんととっとさんはその緻密さに惹かれ多くの作品に取り入れてきた。 「日本とイタリアではガラスそのものも違うんです。だから技術も違うので、お互い『そんな技術もあるんだね』と学び合う感じです。現地から帰ってもフェイスブックなんかで交流は続いてます」(雅章さん) その美しさと繊細さが買われ、北区伝統工芸保存会会員でもあるなかのさんは、北区内を走る都電スタンプラリーのプレゼント用に都電の「ムリーニ」が入ったとんぼ玉を制作したり、区に来訪した海外からの客への贈答品として選ばれたりと、この地域を代表するプレゼントの品をつくる職人として認知されつつある。また最近は2021(令和3

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